紅茶(中国茶)

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【 発酵茶の代表 紅茶 】

 

紅茶はお茶の葉の持つ酸化酵素を完全に使って発酵させたお茶です。

紅茶の製法が確立されたのは中国清の時代、1700年代の後半と言われています。

 

実は紅茶は中国で生まれたお茶だったのです!

この頃の中国(清)はイギリスとの貿易でお茶を大量に輸出していました。

そんな中で緑茶に代わる新しいお茶として好評を博した紅茶は海を渡り世界中に広がりました。

 

今ではインドやスリランカか紅茶の産地として有名ですが、緑茶や白茶といった他の多くのお茶と同様に紅茶の生まれた場所もやはり中国・・・。

中国大陸各地に様々な茶産地があるからでしょうか?

今まで緑茶が主流の国で紅茶が生まれた事は、中国文化の広さと深さを感じます!

 

【 中国の紅茶はインドとどこが違う?? 】

 

そんな中国の紅茶は、インドや世論の紅茶とどう違うのか。その最大の違いは味にあります!実は中国でよしとされる紅茶は全く渋くないのです!

 

むしろ、甘い!

 

新芽だけで作る高級な紅茶は芳醇な甘さと香り、そして透明感のある飲み口が特徴です。

エネルギッシュな渋さと立ち上るすばらしい香気が特徴のインドやスリランカの紅茶とはまったくの別物と言えます!

 

その違いはどこから生まれるのか・・・?

実は中国の紅茶とインドスリランカの紅茶とは品種が全く違うのです。

中国で紅茶に使われる品種は日本に伝わってきたものと同様の小さな葉をした中国種と呼ばれる品種です。

対してイギリス人がインドに作った紅茶園はインドの山間部にあったアッサム種と呼ばれる品種から作られます。

 

アッサム種は中国種に比べて、渋みの成分カテキンが豊富にあるため紅茶にした時に強い渋みが生まれます!

中国種にはそこまでのカテキンが含まれていないため、発酵をきれいにさせ切ることでその渋みが生まれないように作るのです。

 

このような特徴のある中国の紅茶。

知らない人から見たら全く新しいその世界です!


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