【 お茶を霊薬にした成分・カフェイン 】
カフェインはお茶に含まれる成分の一つで、精神を高揚させる薬理作用があります。
お茶はコーヒー、ココアと並んで世界三大飲み物と言われますが、これら3つには全てカフェインが含まれます。
読んで字のごとく、カフェインって名前自体コーヒーから来てます。
あまり知られてませんが、カカオにも含まれているんです!
他にもマテ茶やコーラの原料・ガラナ等、世界中で昔から飲まれている嗜好飲料にはだいたいカフェインが入っているのです!
その中でも、お茶は含有量2-4%と高く含んでいます。
神農もお茶を飲んで仕事に励んだのだと思います。。
【 カフェインのすごい作用! 】
健康志向の現代、ノンカフェインが重視されているのは確かですが、歴史的に人はカフェインによるチカラを求めてきました。
カフェインを摂取する飲料が世界中にあるのは、カフェインを取り入れることで交感神経を刺激しエネルギーの代謝を高めるためです。
何のことやら・・・ですが、簡単に言うと、カフェインを取ると力が絞り出せるのです!
例えばマラソン。少しでも早くゴールしたい時にどうするか。
筋肉をもっと動かせば早く走れますよね?その為にカフェインを摂ります。
そうすると交感神経を刺激してエネルギー代謝を高めたり、脂肪を燃焼してエベルギーにしたりと普段の状態では起こりえないパワーが発揮できるのです。
馬鹿な。。。と思うかもしれませんが、栄養ドリンクにカフェインが入っているのはこの作用の為です。
その昔の人類にとってカフェインは天然のドーピングだったのです。
アスリート程ではないのですが、実際にカフェインの力を体感するのは新茶の生産時期。
私が新茶時期、毎年2-4時間の睡眠で3週間ほど茶園から茶工場まで走り回っている時に息切れしないのは香味の審査で新茶からカフェインを常に摂取しているからです。
お茶時期が終わると一気に力が抜けてしまいます。カフェインを摂らなくなったからだと最近自覚しました。
そんなすごい成分ですが、摂りすぎは何事もよくありません。
正しい知識を得て、安全に利用しましょう!