煎茶

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【 おーいお茶も伊右衛門も、全~部、煎茶だった! 】

 

煎茶・・・せんちゃ と呼びます。

皆さんが日本茶、お茶、と言って飲んでいるものは、ほとんどが煎茶です。

 

伊右衛門も、おーいお茶も中身は基本的には煎茶です。

お茶=日本茶=緑茶=煎茶 と言ってもほぼ問題ないでしょう。

 

それくらい普段皆さんはが口にしているお茶は、実は煎茶だったのです!

 

 

では、そもそも[煎茶]ってどんな意味でしょうか?

 

 

 

【 煎茶ってどういう意味? 歴史から見る煎茶の由来! 】

 

煎茶・・・。

[煎じる][お茶] の字面からも分かるように、元々は湯を通して飲むお茶を指して[煎茶]でした。

 

煎じる・・・・・薬や茶を煮出す. (三省堂国語辞典より)

 

 

これは、抹茶のような粉末状にして飲むお茶との対比で使われた言葉です。

古代中国の宋の時代に伝わった粉末を立てて飲む方法から、明の時代以降に普及した急須で煎じて飲む方法に喫茶が変わってきた事で生まれた呼び名です。

 

ですので、大きく見ると玉露も冠茶も、粉茶も、茎茶も、大元は全部、[煎茶]です。

 

 

そして、[煎茶]は戦国時代、江戸時代、明治時代と製法が進歩する中で呼び指すお茶が変わってきました。

昔はくるっと丸まった形状でしたが、今はピシっと1本の棒状になっています。

また、玉露や、冠茶、芽茶、茎茶といった各種のお茶も煎茶より派生していったのです・・・。

煎茶

今の煎茶はヒンと張った形状

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【 蒸しで変わる煎茶の種類 】

 

現代の[煎茶]は、蒸したお茶の葉を棒のような細長い形に乾燥させて造るお茶です。

 

蒸す時間の違いで、3つ

・浅蒸し茶

・深蒸し茶

・普通煎茶

 

に大別されます。

 

浅蒸し茶は、蒸す時間が短いため形が大きく残ったお茶。150年程前に出来た伝統のお茶。

生まれは京都です!

香りがよく、山吹色で透明なお湯の色になります。渋い味が残る昔ながらのお茶で、京都や奈良、静岡の山の中や岐阜などの古くからの産地で作っています。

 

 

深蒸し茶は昭和40年代以降に生まれたお茶。

蒸す時間が2分ほどと長く、粉のように細かい見た目をしています。渋味を抑え、とろりとした濃い色と味が特徴です。

細かな網目の急須でないと淹れる事ができなかったり、粉茶と紛らわしいのが欠点です。

新しい産地、鹿児島や宮崎、静岡の平野部で盛んです。

 

 

普通煎茶は両方のいいとこ取り。

1分前後の蒸しでそこそこ形状があり、そこそこ細かい。渋味も少なめ、色も綺麗で、かつ何度も飲める経済性!まる茂茶園のお茶もコチラが基本です

こちら、富士山の周り、富士市や富士宮市、沼津、や埼玉、茨城に多く見るお茶です。

 

 

それぞれに個性や良さがあり、対応する急須、オススメの淹れ方も違いがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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