【 花のような香り、甘い味の白茶 】
白茶、はくちゃ と呼びます。
白茶は6大分別の中では微発酵茶と呼ばれます。
微妙の微の字が当てられるように、ホンの少しだけ発酵したお茶が白茶です。
ちゃんと発酵させたものが紅茶、全く発酵しないものが緑茶。
白茶は緑茶に近いお茶です!
実はこのお茶は、全てのお茶の中でも一番簡単に作れ、それゆえに美味しく作るのには一番難しいお茶なのかもしれません。
【 何も手を加えない! 究極の製法で作る白茶 】
このお茶は積んできた葉を薄く広げて乾かして作ります。
・・・本当にそれだけです。
他のお茶達とは違い、お茶を炒ったり蒸したり揉んだりしません。
本当に本当にそのまま広げて乾かすだけで作ります!
そのため、出来上がった白茶を飲むと、その葉は摘んできた時と同じ葉の形に戻ります。
茶の芽はそのまま芽に戻り、葉は葉そのものの形になります。
製造の途中で葉の中にある水分がほんの少しだけ発酵を生み、独特の香りを生み出します。
それは山地や品種や季節によって少しずつ変わり、様々な種類の白茶になっていきます。
白牡丹や眉寿等、種類によっての香味に変化があるのはこの為です。
何もしない分余計にハッキリ違いが生まれてしまうのです!
白茶の共通点としては味が甘いことがあげられます。
緑茶のような仕組みや烏龍茶のような深みがない代わりに、甘く透明感のある韻を持ちます。
ハーブや花のような軽やかな香りは香水のようで、女性に特に好まれる香りのようです。
中国では多くの方が普段飲みとして白茶を飲んでいます。
例えば、私の知り合いの中国茶葉の店主は眉寿という白茶を日常飲んでいますし、四代目女将のお好みは自家製の月光白です。
普段日本に住んでいるとなじみのない種類のお茶ですが是非一度挑戦してみていただきたいお茶です。
女性ならきっと好きになります!