8月1日、横浜元町のフレンチレストラン・霧笛楼の皆様に訪問していただきました。
猛暑の中茶摘みに始まり、お茶造りやお茶の飲み比べ、料理への活用を通して日本茶の広がりやその製法、そして日本茶の発信地横浜と富士山の深い縁をお伝えしました。
あまり知られていませんが、かつて明治維新の頃に国を上げてお茶を世界中に輸出していて横浜はその最先端にあった港町。
特に富士の「天下一製法」のお茶は横浜より世界に出て天下無双として名を馳せた伝説のお茶です。
その製法を生み出した比奈村の野村一郎は私にとって地元の大先輩・・・・
横浜と富士山の不思議な縁に、参加者皆で盛り上がりながらの茶摘みでした。
同行していただいた総料理長、料理長は正装にてお茶を製造する過程を体験。
今まで様々な料理人の方がまる茂茶園に来ましたが、いざ造るに当たりお茶に向き合う姿勢が全く違うのです!
お茶の作り方を説明している間じっとこちらの話に聞き入り、作業をしながら説明をしているのを黙々と頷きながら見入っている姿は真剣そのもの。
茶葉を触る手つきには普段から繊細な動きをしている職人の捌きを感じます。
お茶造りを通じ、五感を全開に研ぎ澄ましてお皿(杯)に向き合う姿勢にお互いの共感を確かめました。
私は茶会では和装ですが、今日は製茶師の正装・茶羽織です。
この柄は祖父・三代目本多茂兵衛が昭和の40年頃実際に使用していた羽織を復元したもの。
本日この機会を下さった横浜元町・茶倉の皆様には心より御礼申し上げます。
これを機に新しい動きが生まれます。
続報をご期待下さい!