【 世界中に散らばる紅茶の産地 】
現在地球上におけるお茶の中で最も多く作られている紅茶。
そんな紅茶の産地と言えばインドまたはセイロン=スリランカといったイメージが強いですが実は紅茶の開発された場所は中国大陸です。
中国で作られた紅茶は貿易によってイギリスやフランスといったヨーロッパに運ばれます。
ヨーロッパでは紅茶は美味しく健康に良い飲み物として大流行し、文化にまでなりました。
そんな紅茶を中国から購入し続けることを嫌ったヨーロッパ、特にイギリスによってインドに紅茶の生産地が作られたのです。
スリランカでも大イギリスによってコーヒーの栽培がされていましたが疫病によりコーヒーの木が全滅したので代わりにお茶の木が植えられました。
私たちがよく知る紅茶の産地はイギリスによって作られたものだったのです。
インドやスリランカの大農園で作られた紅茶は世界中に運ばれ、飲まれ、紅茶は西洋の文化として広がりを見せました。
そうして生まれた世界中からの要望により紅茶を生産する場所は過去200年間でどんどん増えジャワティーで有名なインドネシアやマレーシアのハイランド、果てはアフリカのギニアといった各地に紅茶のプランテーションができました。
このように世界中に広がる紅茶の産地それぞれには、気候や土質、品種などの違いから生まれるそれぞれの良さがあります。
紅茶を知るためにはどのような産地があり、どのようなお茶を作っているのかを知るのが有効です。
それでは世界各国に広がる紅茶の産地を見ていきましょう