【 お茶の健康成分の王様・カテキン 】
カテキンはお茶の代表的な健康成分です。
お茶が体にいい! と云われ、五千年前より飲まれ続けている最大の理由はカテキンがたくさん含まれているからです。
そんなカテキンですが、昔はタンニンと呼ばれていました。
長年のお茶愛好者の方は今でもタンニンと言っています。
名前の変更は、タンニンという大きなククリの中で特にカテキンという成分がお茶の健康美容への効果が高いことが判明したからです。
正確に言うと、カテキンは1つの成分ではなく化合物の総称で、ポリフェノール等多くのものを含むので「カテキン類」という事が多いです。
【 日本茶のカテキンは主に4種類! 】
お茶には主に4種類のカテキンが含まれています。
- エピカテキン
- エピガロカテキン
- エピカテキンガレート
- エピガロカテキンガレート
がそれです。
この中でも、ガレート型カテキンはお茶特有の成分です。
お茶独自の健康機能は、お茶だけがガレート型カテキンを持っているからなのです!
【 お茶の渋みはカテキン類! それぞれに特性アリ 】
カテキンは苦味、渋味を持ちます。
お茶が渋いのはカテキンのせいだったんです!
この成分はお茶の乾物のうち、8%から20%を占めます。お茶の味を決める成分でも突出して多いので、お茶は渋い飲み物と言われるのです。
より詳しく見ると、エピカテキンとエピガロカテキンは温和な苦味、エピカテキンガレートとエピガロカテキンガレートはさらりとした強い渋味を持ちます。
カテキンは温度が高いほど多くできるので、春のお茶より夏のお茶の方に多く含まれます。
つまり、夏のお茶の方が渋く、体にいいって事です!