富士山の麓、富士市には「笹場」という茶園と富士山のよく見える景勝地があります。
そこの保存を行う目的で静岡県と富士市、地元のまちづくり協議会や町内会が合同で作った、「大淵笹場協議会」。
私は茶師としてそこの商品開発担当のオブサーバーとなっています。
今回はその一環活動のとして富士山熟成茶を笹場のお茶で行うことに!
6年前より行っている富士山熟成茶にして、静岡県山のお茶100選・山室農茶ごらいこうの共同栽培者である、
富士山表富士宮口新七合目・御来光山荘にお茶を持参しました。
久しぶりの富士山、九月とは言え蒸し暑い…かと思いきや、台風の影響で風がありかなり涼しげです。
運良く登山道は雲の上、雲海を見下ろしながら上っていきます。
お茶をかついで上る事2時間程、目的の御来光山荘に到着。
山小屋の主、赤池君が出迎えてくれました。
赤池家は代々の農家で、夏期に開く山荘での食事は全てお手製の野菜やお米です。
「富士山とともに生きる」の理念のもと手作りを大切にしている山小屋で富士宮口からの登山では是非立ち寄っていただきたい優しさの溢れる場所。
来年の夏、熟成された笹場のお茶を皆さんに振る舞える事が今から楽しみです!