[ 太平猴魁 ]
太平猴魁(たいへいこうかい)というお茶は数ある中国緑茶の中でも抜きん出て分かりやすいお茶です。
何が分かりやすいかと言うと、、他に類を見ないこの形状。
平らな煎餅のようなお茶はこのお茶の最大の特徴です!
中国安徽省南部の黄山市黄山区(旧大平県)周辺が産地のこのお茶、お湯で戻すと一芯二葉の茶葉で出来ているのが判ります。
このお茶は1915年のパナマ太平洋国際博覧会で金賞を受賞し名を馳せました。
独特の形状だけでなく、摘んだ後に萎れさせる工程があり、そこで生まれるミルクや果実のような香りと舌がピリっとするようなスパイシーな味わいも特徴的。
見た目を楽しむためにガラスの急須で入れることが多いです。