[ 番茶の美味しい入れ方 ]
番茶は硬くなった大きな葉で作るお茶です。
煎茶に比べてあっさりした味や独特の香りを楽しむ為には、熱湯でさっと入れるのがオススメです。
番茶の葉は新芽の柔らかな葉でつくる煎茶や玉露に比べて硬いので、ちゃんといれるのにはジックリ時間をかけてあげないと・・・と思いがちですが、やるべきはむしろ真逆。
煎茶のように時間をかけると番茶に含まれるカテキンがドバーっと出てきて、かなり渋いお茶になってしまいます。要注意です!!
番茶を淹れるには、大きな急須が向いています。
茶葉自体が大きいですし、さっと入れるとあっさりと何杯も飲めるので使うお湯も多めです。
つるしの土瓶型の急須や湯呑みを揃えておくといいかんじです。
イメージは、旅館の部屋にあるお茶のセットです!
お湯は熱湯を、茶葉は煎茶と同じように一人3gが基準に、お湯は湯呑みでたっぷり150-180ml。
釜炒り茶や茎茶は一度お湯を冷まして90度位の方が個性的な香りを楽しめるのですが、番茶は熱湯で30秒も待たずにさっと入れちゃいましょう!
昔は土瓶ややかんで煮て飲んでいたような日常のお茶です。
嗜好品としてあーだこーだと言うよりも、好きなようにちゃちゃっと食事に合わせ飲んでいくのが番茶の秘訣♪
日本中にある地域の個性豊かな番茶達はそれぞれ唯一無二の香りや味を持っているので一概にこうだ!と言いづらいのもありますが、好きになるほど濃いお茶になっていくのがお茶好きの傾向。
だからこそ最初はささっと試して見て、だんだん自分の好みの温度や量を探るべきだと思います。
様々なお茶が、「番茶」の一言で済まされてしまうので困ってしまう事もたくさんあると思います。
番茶の入れ方で悩んでしまったら、是非“マイスターに聞く” をご利用ください!!