[ 鳳凰単叢 ]
鳳凰単叢(ほうおうたんそう)は焙煎した烏龍茶の一種です。
単ソウとは、単一の木を指します。一本一本の木の持つ香りが出来上がりで全く違うのでこの名前が付いた中国の高級烏龍茶です。
このお茶は広東省潮州市鳳凰鎮にて作る烏龍茶、80を超える種類の木々からできるお茶はそれぞれに特別な香りがします。
ライチのような香りやシナモンのような香り、色々な香りのお茶がありますがどれもフルーツのような華やかな香りで女性に人気です。
茶の木は宋の時代に植えられてたようで、今でも300-400年ものの古木が残っています。
このおちゃの特徴的な香りは、焙煎によって生まれる香気。
じっくりと熱を加えるので、高温で一気に仕上げる日本のほうじ茶とは全然別のものになります。
飲んだ茶葉をよく見ると案外青っぽいので、同じ中国の烏龍茶でも鉄観音や武夷岩茶と製法の違いを感じます。
そんな香りを楽しむには熱湯から少し冷めた90度のお湯で、多めの茶葉を。
30秒ほどで出しては淹れてを10回以上、一日中楽しむことのできるお茶です!
最近では鳳凰単叢も香りによっていろいろな種類が選べるようになってきました。
初めて飲んだ方は、混ぜ物なしのピュアなお茶の葉でここまで豊かな香りがでるのかと驚きますよ!
フレーバーのお茶はそれはそれでいいですが、穏やかに広がるノンフレーバーの世界が鳳凰単叢にはあります!!
是非、色々と飲み比べて見て欲しいお茶です。
※叢の字は正確には(木+叢)が正しい字です。